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七五三

七五三での一般的な神社参拝のマナーや作法

2016/12/06

 七五三で神社にお参りに行く方は沢山おられると思います。

 普段から信心深く参拝に慣れている方ならいいですが、
 神社にお参りって初詣くらいかも・・・って方も多いと思います。
 
 そこで、参考までに一般的な神社参拝のマナーを書いておきます。
 
 
 

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一般的な神社参拝のマナーや作法(通常参拝)

 まずは神社に着いたら、最初の鳥居の前で服装を正し軽く会釈してから鳥居をくぐります。
 
 次に手水舎の水で心身を清めます。
 
 手水舎では下記の手順で身を清めます。
 1 右手で柄杓を取り水を汲み左手を清める。
 2 柄杓を左手に持ち替えて右手を清める。
 3 右手で柄杓を持ち左掌に水を受け、口をすすぐ。
 4 すすぎ終わったらもう一度左手に水をかけて清める。
 5 全て終わったら柄杓を立てて柄の部分に水が伝わってくるようにし、
  清めてから元の場所に戻す。

  これらの手順は最初に汲んだ水で全ての手順を行うので、
  配分を考えて水を使う様にしてください。

 
 終わったら参道を進み拝殿へ
 (参道を歩く時は端を歩くのが礼儀となります。中央は神様が通る道とされています。)

 拝殿に着いたら、一礼して鈴を鳴らし神様に自分達が来た事を知らせます。

 次にお賽銭を入れる前に軽く会釈してからお賽銭を入れます。

 
 そして、二拝二拍手一拝をします。

 拝とは簡単に言えば頭を下げる事です。礼とも言いますが意味が少し異なります。
  (具体的には、礼は、30~45度の角度。拝はおよそ90度。)

 礼より拝の方が、より敬う気持ちが深いという意味です。

 ここでは拝なので90度まで二回頭を下げます。
 

 次に、二拍手です。

 
 拍手は手を叩く事ですが、神社で言う拍手は(かしわで)と言い
 普通の拍手とは意味が異なるので作法も変わります。

 作法は、胸の前で掌(てのひら)を合わせ、右手を少し下げる感じで手を叩きます。
 
 二回叩いた後、今度は指先をきちんと合わせてからお祈りします。
 
 七五三ですから、お子様の今までの成長を感謝すると共に、
 今後も健やかに成長出来ますようにと心を込めて祈りましょう。

 拍手の時に手をずらすのには、
 祈祷とは神様の力の一部を借りる(体に宿す)為に行う。
 まだ神様と人とが一体になっていない事を掌をずらす事で表現し、
 拍手する(手を叩く)事で神様を招き、
 その後、掌を合わせる事で神様と人間が一体になり、神様の力を宿す。(神人一体)

 などの意味があるそうです。

 
 また拍手には、神様に自分が素手である事。下心や敵意が無い事を示す。

 などの意味があるそうです。

 

 最後に一拝をして、ニ拝二拍手一拝は終わりです。

 終わったら軽く会釈してから、その場を離れましょう。

 お帰りの際も参道は端を歩き、
 鳥居を出た後、神社の方に向き直して軽く会釈してから帰りましょう。

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 以上が、一般的な参拝の作法になりますが、
 地域や神社によって少し違う作法がある所もあります。
 基本は同じなので、拝や拍手の回数が違う時は、それに合わせてください。

 
 

一般的な神社参拝のマナーや作法(正式参拝)

 まずは神社に着いたら、最初の鳥居の前で服装を正し軽く会釈してから鳥居をくぐります。
 
 次に手水舎の水で心身を清めます。
 
 手水舎では下記の手順で身を清めます。
 1 右手で柄杓を取り水を汲み左手を清める。
 2 柄杓を左手に持ち替えて右手を清める。
 3 右手で柄杓を持ち左掌に水を受け、口をすすぐ。
 4 すすぎ終わったらもう一度左手に水をかけて清める。
 5 全て終わったら柄杓を立てて柄の部分に水が伝わってくるようにし、
  清めてから元の場所に戻す。
  これらの手順は最初に汲んだ水で全ての手順を行うので、
  配分を考えて水を使う様にしてください。

 
 終わったら参道を進み拝殿へ
 (参道を歩く時は端を歩くのが礼儀となります。中央は神様が通る道とされています。)

 
 社務所に行き正式参拝の申し込みをします。(神社によっては予約可)
 多分、七五三祈祷受付はこちら・・・など案内の看板が出ていると思います。
 
  この時、初穂料(玉串料)を納めます。
 
 ※初穂とは初物を神様に捧げ感謝を伝えるものですが、
  なかなか手に入らない為金銭を代わりに供えます。 
  
  玉串(榊の枝に紙垂をつけたもの)の代わりに納めるのが玉串料と言います。
  相場は5000円~10000円くらいです。

 順番が来たら拝殿(本殿)に案内されますので、指示通りに進んで行きましょう。
 拝殿に上がる前には軽く礼をします。(一揖すると言います)

 神職の方が案内してくれるので、案内された場所で姿勢を正し待ちましょう。

 神職が祝詞(のりと)を奏上している間は心静かに耳を澄ませましょう。
 目を閉じてもOKです。
 (祝詞は神職・巫女などが神にささげる祈りの言葉)

 神職または巫女さんから玉串を受け取る時は、
 右手で榊の根元を持ち左手で中ほどを持ちます。
 
 ※玉串(たまぐし)とは、冬でも青々とした葉が茂り、
  神さまが宿るとされる榊(さかき)の枝に、
  紙垂(しで)という白い紙を結びつけたものです。

 
 玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。
 
 ※玉串奉奠とは、玉串を神様に捧げる事を言います。

 祭壇の前に進み、玉串を右に回転させ、手前に根元を持ってきます。
 次に、また右に玉串を回転させ、根元を祭壇に向けます。
 そして、玉串を祭壇に捧げます。(神様に捧げる)
 一歩下がって姿勢を正し拝礼(二拝二拍手一拝)します。
 
 以上で終了です。
 あとは巫女さんや案内の方の指示に従い退席しましょう。
 その際、拝殿を出る時も祭壇の方に向き直って一礼します。

 
 

まとめ

 大切なお子様の成長を祝い、
 これからも健やかに育って欲しいとの願いを込めての参拝ですので、
 出来るだけマナーを守り楽しいイベントにしましょう。

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